音楽鑑賞においてタッチパネルは聴きたい曲に最短距離でアクセスできる反面、画面をちゃんと見て操作しなければならなかったり、ブラインドタッチが難しいという難点もあります。
プレイリストなどで曲順などを完全に把握している時は画面をあまり集中して見ることなく操作したいこともあると思いませんか?
このFiiO社から発売されているミニキーボードKB1Kは、タッチパネル操作を行うデバイスにマニュアル操作機能を付与することができるガジェットです。
同封物
同封物は本体のみです。本機はUSB-Type C端子を2つ備えていますが、ケーブルは付属していないので自身で調達する必要があります。
キー部分は下記のように取り外しが可能です。押すとそれなりにチャカチャカと音はなります。
接続方法
下記のように音源が収録されているスマホなどにケーブルで接続してセットアップは完成です。接続するとゲーミングデバイスのようにネオンが光ります!
イヤホンジャックを備えていないスマホなどの場合は、本体内蔵スピーカー、ワイヤレスイヤホン、ワイヤレススピーカーなどで音楽を楽しむことになります。下記のようにイヤホンジャックを備えているデジタルオーディオプレーヤー(DAP)などであれば、有線イヤホン・ヘッドホンでより上質な音質を楽しめます。
注意点
本機にはUSB-Type C端子を2つ備えていますが、2つを違う目的で同時に使うことはできず、あくまで縦向きでも横向きでも設置できるようにするためのものということです。(FiiO公式HP)
実際にいくつか検証してみました。いずれの結果も公式HPに書いてあることを裏付けるだけだったので、2つの端子を同時に使うことはあきらめた方がよさそうです。
まず、片方のUSB Type C端子をスマホに、もう片方を小型ヘッドホンアンプ(ドングルDAC)に接続し有線イヤホンを通して音楽を聴いてみました。音楽を聴くこと自体はできたものの、本機のキー類はその機能を果たさなくなりました。
もう一つの検証は片方のUSB Type C端子をスマホに、もう片方でモバイルバッテリーを接続しましたが、本機のネオンの光り方が何か怪しくなったのですぐに外しました。
メリット
このデバイスのメリットは、物理キーやボリュームを使うことにより、スマホなどの画面を見ずに自由な体勢での操作が可能になることです。スリープ状態で画面が真っ暗の状態でも操作可能な点は、曲順などを把握している場合に特に重宝します。寝っ転がって目を閉じたままこのデバイスをカチカチ操作して好きな曲を聴くと得も言われぬ謎の充実感を得ることができました。
些細ではありますが、できるとけっこううれしい操作を実現してくれるこのFiiO KB1Kは値段もそこまで高価格ではないので、家での落ち着いた空間の中での音楽鑑賞の一風変わったお供としておすすめです。
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