私自身が経験したトラブルも混じえながら、ドングルDACを選ぶ際の注意点についてまとめてみました。
スマホ内の音源を有線イヤホンで気軽に楽しみたいと考え、超小型ヘッドホンアンプであるドングルDACを検討している方にとってより良い商品選択の一助になれば幸いです。
ドングルDACとは
ドングルDACとはスマホやタブレット、PCのUSB端子(Lightning搭載のiPhone/iPadであればLightning)に接続し、自身に備わっているイヤホンジャックに有線イヤホンを接続することで音楽を楽しむデバイスです。ドングルは「小型の装置」という意味で使われることが多いことから、非常に軽量で小さいものが多いです。下図のように音源側のデバイスに差し込み、自身のイヤホンジャックに有線イヤホンを接続して使用します。
注意点
店頭での試聴時にはボリュームに注意
ドングルDACの使い方は至ってシンプル。スマホ等の音源側のデバイスに差し込んだあとは、音源側の再生アプリで再生させるだけなのですが、いきなり再生させると、時に最大音量付近からスタートしていることがあるので要注意です。スマホ側の音量調整を低めにしてから試聴した方が無難です。
使用目的を明確に
ドングルDACにはボタン類を全く備えないモデルからボタン類、更には再生ステータスを表示させるパネル付きのものまで様々なものがあります。
多機能に、そして高音質になればなるほどサイズは大きくなり、人によっては取り回しの良さを求めて購入したはずなのに思ったほどは…となってしまう可能性がある点には注意です。
最終的には購入者自身の判断になりますが、ドングルDAC、ポータブルアンプ、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)を使用してきた経験を踏まえ、過去の自分にアドバイスするとしたら下記のようにアドバイスします。
使用頻度 | 選択するドングルDAC |
1. 外でしか使わない | 軽さ・取り回し最重視 |
2. 家でも外でも使う | ある程度の機能、音質を追求しつつ コンパクトさにも妥協しない |
3. 外ではワイヤレスイヤホン、家で場所をとらない ポータブルアンプとして使う | 機能、音質を追及し、多少大型化 してもOK |
接触不良には注意を
筆者自身が直面したトラブルなのですが、ドングルDACをスマホの背面に回して使用したところ、ドングルDACとスマホの接触不良が発生し、まさかの音漏れが発生する結果となりました。有線イヤホンがワイヤレスイヤホンに勝る点の一つだと考えていた点が覆されたことは結構ショックでした。
ケーブルの材質が固めでかつ短いと、ドングルDACとスマホをつなぐケーブルに強い張力が発生し、どちらかを少し動かしただけで接触不良を引き起こす可能性があります。ケーブルの材質が柔らかい、又はケーブルの長さが長ければ張力も弱まり接触不良になる可能性は低くなると思われます。
家メインであれば、ポータブルアンプや据置きヘッドホンアンプも視野に
家メインで使用し、かつ視聴場所がほとんど固定なのであれば、ポータブルアンプや据置ヘッドホンアンプを選択した方がコスパ的に良い場合もあります。使用シーンをイメージしながら比較検討することをおすすめします。
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