Apple製品間での連携機能が強力なGoodnotes。
現在はWindows/Web/Androidにおいても実装されています。
ではその連携機能はApple製品間でのスムーズさに並ぶでしょうか?
現状ではApple製品間連携に比べ一歩劣る
Android版Goodnotesは対象機種が限定される
そもそもAndroidにおけるGoodnotesアプリは対象機種が限定されています。
筆者のスマホPixel 7 proでGoogle PlayストアでGoodnotesアプリを購入しようとしても上記のメッセージが出てきてダウンロードすらできません。
この記事を書いている2024年12月中旬現在では、対象機種はGalaxy Tabのみのようです。
このため、大部分のAndroidデバイスでGoodnotesを使うには、ChromeなどのブラウザでGoodnotesのWeb版にログインして使用することになります。
Windowsの場合
Windowsの場合は、特に制限なくダウンロードすることができ、ショートカットなりタスクバーに表示されたりします。
連携の方法(iPad-WinPC-Android)
iPad-WinPC-Androidスマホ(Pixel7 Pro)でGoodnotesのメモを共有してみました。
まずiPadで共有したいメモを作る。
まず連携させたいメモをiPad側で作成します。
iPadで作成したメモの共有設定を有効にする
作成したメモの有効設定をオンにします。
「リンクの送信」をクリック
2での設定項目の2行下「リンクを設定」をクリックします。
「Chromeで開く」をクリック
「Chromeで開く」をクリックします。
その後、iPad側のChromeでGoodnotesのWeb版が起動します。そこにGoodnotesのiPad版で編集した内容と同じ内容が同期されています。
iPad版ではChromeで起動したGoodnotesを閉じることができ、引き続きアプリ版で編集作業を続行できます。その編集内容もWindows版・AndroidでのWeb版に同期されていきます。
不便なところ
この方法では、まずiPad側のアプリ設定から開始し、Web版へある種のエクスポート的な処理を行うことで同期をスタートさせています。
Apple製品間での同期に比べひと手間増えることになります。
また、メモの内容によってタイムラグの長さにバラツキがあります。
具体的には、画像データをたくさん含むとデータ量が増えるせいか、同期されるのに10秒から20秒ぐらいかかりました。
また、Windows側のGoodnotesでは、新たに手書き文字を追加することはできたものの、画像データの選択・拡大縮小・削除などはできず、本当に参照するだけしかできませんでした。
編集できる内容は限定的のようです。
Goodnotesの料金プラン
最新のGoodnotesはサブスクリプション方式で、今回の試みは全プラットフォーム年払いでの契約下で行いました。
現状ではやはりApple間連携の方が強い
上記の方法を自分で試した結果、Windowsでもある程度同期できるようになったとは感じましたが、やはりApple製品間での連携の方がまだまだ便利だと感じました。
今回の検証では、スマホであるPixel7ProではWeb版Goodnotesで手書きすることができませんが、iPhoneであればアプリ版Goodnotesにおいて指で手書きすることができます。
つまり出先でとりあえずiPhoneでメモをし、落ち着いた場所でiPadでさらに細かい編集を行うということも可能です。
現時点ではいわゆるAppleエコシステムの方がGoodnotesの良さを最大限生かせると感じました。
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